笛蔵 四


石笛

(自然の穴開石)

石笛(いわぶえ)は、縄文時代の遺跡からも出土される日本最古の笛です。神事などの、まつりごとに使用されたのでしょう。5000年の歴史の有る笛と云われてます。その音色は、硬く、鋭い高音で天と地を結ぶ如く神聖な音がします。古代人は、まつりごとの祈りに神と人とを継ぐ音として使用したと考えられます。能狂言に使用される「能管」の日吉(ひしぎ)の音<ヒィーヤーヒィー>は、この石笛の高音に似せて幽玄の世界を表現したものだとも云われています。鋭い音を出す為に竹の硬い表皮を内側に裏返して管を作るのは、その理由によるものです。そのような説もある位良く似た音がするのです。石笛の穴は、マテ貝、モモ貝等が住みつく為に穿ったもの、自然の条件で様々な要因で開きます。人工的に開けたものは自然の音ではなく、面白味が無いので、すべて自然に開いた石を探し歩きます。貫通したもの、複数の穴のもの、非貫通孔、それぞれに特徴があります。形状の面白さもあり、音域の広いものは演奏に使えます。海や川、山で穴の空いた石を探しコレクションにするのも楽しく健康に良い趣味です。
どうしたら拾えるのか?と演奏後聞かれます。答えはいつも「下を向いて歩きます。威張った人は拾えません。低姿勢は良いことがあります。」本当です(笑)









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