<お便り>





                     「篠笛の音色に魅せられて 」     坂田香葉 (千葉県)

 昨年から篠笛を習いはじめました。調律がきちんとできている笛、初心者でも吹きやすい
笛を探していました。インターネットで 小池先生のホームページを拝見し、「篠音笛」に惹
かれて 浜松へ先生をお訪ねしました。どういう笛が自分に合うのか
もわからない状態でしたが、先生は懇切丁寧に 選び方を教えてくださいました。 
その他にも構え方や姿勢や呼吸方法も じっくり教えていただきました。
 それから1年たち、自分に篠笛の基本ができていないことを痛感して、先生にお稽古をお
願いしました。夏休みを利用して5日間滞在し、ロングトーンの練習・ 呂〜甲〜大甲の吹き
分け方・音階練習など基本を教えていただきました。そして何よりも
大切なこころの有り様を・ ・ ・ 技術だけを追うのではなく、人にやさしい気持ちを持つこ
と・内面を磨くことの大切さを知りました。《 飾るよりも磨くこと 》
 
小池先生の音色は澄みきっていて、聞く人を包みこむ優しい響きです。それは先生の人柄
が現れているのだと感じました。 「笛はこころで吹くもの」 寶山左衛門先生のお言葉です。
今後のご活躍をお祈りしております。


                  「やっと会えた笛・・・」     藤舎理生(とうしゃりお)

私の笛は二十年前に京都で作って頂いた笛を中心としているのですが、どうしても調子によって抜けている部分があって、その調子を埋めるのに大変苦労しました。
噂を聞きつけ、色々な笛師の方に作って頂いたのですが、なかなか気に入らず困っていたところ、ご縁があって小池先生の笛に巡り会いました。
小池先生の笛は音色がやわらかくて、特に高音の伸びが気持ちよく、大きく鳴るので「これだ!」と思い十何本か作っていただきました。お陰様で、私の笛もようやく、三笨調子から十二笨調子まで計三十三本、京都の笛と小池先生の笛でほぼ全部気に入った笛で揃えることができ、これで笛に対する不安を感じることもなく、いい演奏が出来るのではないのかと、とても嬉しく思っております。これからも日本の笛業界のためによい笛を作り続けてください。お願いします。         


                  「CD歌舞伎音楽集」   杵屋佐之忠(きねやさのただ)

演劇界をお送り申し上げます。CDブックとして発売する事にいたしました、発売は十一月末になります。
 十一月に発売予定のCD「歌舞伎音楽集」には儀式的な黒御簾音楽の「着到」「砂切」「打出し」が収録してあります。芝居の雰囲気を大切にしたい気持ちからです。演劇出版社刊「芝居名せりふ集」をもとに、「籠釣瓶花街酔醒」「助六由縁江戸桜」「義経千本桜・すし屋」「天衣粉上野初花」「佐倉義民伝」は一人での声色用の録音です。「梅雨小袖昔八丈・永代橋の場」や「弁天娘女男白浪・浜松屋と稲瀬川勢揃の場」は、一幕をそっくりお楽しみいただけるようにと、使用されている曲は一通り収録してあります。また五人男の出の曲は一九五五年ごろまでは各劇団によって違ったので、現行のカット版ではなく、そのころの曲を収録。
 また「番町皿屋敷」の独吟は四代目杵屋佐吉師作曲によるものですが、最近は弾く「手」がだいぶん違っています。記録として初演時の曲を録音しました。この曲には思い出があり、一九五八年、前進座で上演の時、初代杵屋佐之助師にお稽古をつけていただきました。師は二代目市川佐団次丈の初演から演奏を受け持っておられたそうで、いとも簡単に唄本も譜もなく演奏、数十年も前の曲を完璧に記憶されていたのには、厳しい時代の師の修行が窺われ、すぐ譜や記録をあてにしてしまう自分が恥ずかしく思い、頭が下がりました。
 このCDの題字については歌舞伎文字の勘亭流で第一人者の伏木寿亭師に揮毫していただきました。


                     「探し求めた笛」          荘田 朋子(福岡県)

籐舎流の笛をお稽古して、10年ほどになります。普段は、長唄の笛をお稽古しています
が、洋楽も吹いています。
従来の笛は、邦楽を吹くには良いのですが、三・3の音がいくぶん低いため、洋楽や新
しい曲を吹くと、音程が気になります。また、一・1が出にくいので、(長唄では一・1が少
ないのでいいのですが)洋楽ではドが多用されるため、とてもストレスです。そこで、長
いこと、三・3の音程が良く、一・1の出やすい笛、ということで探し求め、何人もの有名
な笛師さんの笛を入手いたしました。でも本当に満足できる笛がなくて、最終的に小池
さんにお願いして作っていただいた、A440HZのドレミ調の笛、本当に長いこと探してい
た笛にめぐり合った思いです。
小池さんの笛は、音程が良く、音が出やすく、しかも響きが良く、低い音から高い音まで
むらなく鳴って、こんなに素晴らしい笛は無いと思います。このたび、友人二人にも紹介
して、送っていただきましたが、二人ともとても喜んでいました。紹介しました私も、とて
も嬉しいです。お師匠様クラスの方は、どんな笛でも美しく吹かれるでしょうが、弟子クラ
スは、なるべくメリ・カリなく正確な音程が出て、なるべく音が出やすく、しかもなるべく
音色の良い笛が欲しいものです。小池さんの笛は、私の理想の笛でした。本当に有難う
ございました。洋楽にも通用する篠笛というのは、インターナショナルな楽器として、
今後も伸びていくと思います。小池様の今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。


                                       島崎武夫(東京都神田)

いままでは私にとって篠笛、お囃子はあくまでお神輿、獅子舞のサポート、脇役でしか
ありませんでした。
しかし先生のおかげで篠笛1本(或いは2本、3本)でこんなにも豊かな音色で心に染み
入るちからを持っていることを知りました。
小池先生の「篠音笛」のおかげでお囃子以外の曲を吹けて(まださくらさくらだけですが)
楽しいです。笛の可能性が一気に広がり感激です。
もう手当たり次第に色々な曲を試して演奏してみたくてわくわくしています!先日隅田川
の川べりで屋形船に向って笛の練習をして来ました。

余談ですがうちのご先祖は大阪夏の陣のときに大阪から逃げてきた職人で、神田で
畳屋をしていた当時、例の赤穂浪士にも出てくる、江戸城の一晩でのたたみ張替えに
狩り出されたり、幕末の上野の戦争時には近所に弾除けのために畳を近所に配った
そうです。 ひい爺様まで畳屋でした。 やはり芸事が好きで小さな小さな席亭を開
いていて「神田囃子連」に練習場所を提供していたらしいです。
この事は最近聞いて驚きました。
祖母が今月亡くなって、先生のCDを夜一人で聴きとても癒されました。
ほんとうに「篠音笛」の音色はやさしいのですね。

祖母は三味線、長唄、日本舞踊などをやっておりましたので今日の告別式では都々逸
で見送られて行きました。 私もそのうち三味線を祖母から習おうとしていたので残念で
す。 でもきっといつか挑戦するつもりです。
やっと憶えたお囃子を一度も祖母に見せることが出来なかったのが心残りです。
このところは見舞いで笛にも触る機会がありませんでした これからは自分の練習のた
めと、空のどこかで聞いてくれていると思う祖母のためにまた笛を吹こうと思います。 
長唄、端唄などの曲も少しずつ憶えようと思います。
もっともっと先生の演奏お聞きしたいです。 是非第2弾、3弾のCDをお願いします。
ありがとうございます。